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2002年08月29日(木) 03時21分

<組み換え大豆>過半数はJAS認定工場で製造 制度に問題毎日新聞

 有機表示の豆腐と納豆25品から組み換え遺伝子が検出された問題で、過半数の14品が日本農林規格(JAS)に基づいて有機食品を製造すると認定された工場で製造されていたことが28日、分かった。認定工場は製造工程のチェックが厳しく、組み換え遺伝子原材料などの混入の可能性は極めて低いとされていた。市民団体からは、認定制度に対する疑問の声も上がっている。

 農水省などの遺伝子調査では、無作為抽出した豆腐、納豆計76品を調べ25品から組み換え遺伝子が出たが、内訳は、認定工場で作られた豆腐29品中9品(31%)▽同納豆25品中5品(20%)▽非認定工場で作られた豆腐18品中11品(61%)——だった。

 認定工場は、有機農産物とその加工食品の特定JAS規格に基づき、国に登録した70余の民間などの「登録認定機関」が認定し、「有機JASマーク」を使用できる。薬剤や別の原材料などの混入防止策を定め、製品をチェックする担当者を置くなど厳しい条件があり、登録認定機関による定期的な検査も受ける。

 非認定工場は製品チェックの担当者や外部の検査は不要で、有機の認定を受けた原料を使用しても「有機大豆100%使用」などの表示ができるだけで、「有機JASマーク」は使えない。

 消費者や生産者が参加する「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の天笠啓祐代表は「原料の多くを占める米国産大豆は、75%が遺伝子組み換え。当然混入がありうることを農水省も分かっていたはずなのに、こんな認定制度をスタートさせたことが問題だ」と指摘している。 【松下英志、前田英司】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020829-00000174-mai-soci

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