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2002年08月26日(月) 01時35分

失効者に国際免許あれば運転できるとウソ 社長ら逮捕朝日新聞

 車の運転免許の取り消し処分を受けている人に対し、国際免許があれば、日本でも運転できるかのようにうそをついて米国での取得を持ちかけ、国内で無免許運転をさせたとして、神奈川県警は25日、群馬県の会社社長ら2人を道路交通法違反(無免許運転幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕した。160人以上に国際免許を取らせ、その多くが免許失効中だったとみて調べている。

 逮捕されたのは、群馬県桐生市川内町4丁目の水道工事会社社長、奥村守容疑者(53)と千葉県茂原市長尾、家屋修繕業能勢均容疑者(53)。

 調べでは、奥村容疑者らは一昨年9月、免許失効中の川崎市宮前区の金融業男性(31)ら=いずれも道交法違反(無免許運転)容疑で逮捕=に、米コロラド州で国際免許を取らせ、日本国内で運転させていた疑い。

 奥村容疑者は99年ころから国際免許取得ツアーを企画、「2泊4日で国際免許が取れる」などと宣伝し、参加者を募集。料金は、航空運賃や宿泊費と別に約30万円で、能勢容疑者が同行して現地の免許センターで米の国内免許を取得させた後、国際免許に切り替えさせていたという。

 免許失効中には国際免許があっても日本国内での運転はできないが、奥村容疑者らはツアー参加者に可能かのように説明していたという。

 この際、現地のコーディネーターと共謀して、ツアー参加者には本来必要な学科試験や実技検査を受けさせず、視力検査だけで済ませていたらしい。県警は免許証自体が不正に発行された疑いもあるとみている。(18:52)

http://www.asahi.com/national/update/0825/011.html

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