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2002年08月24日(土) 15時01分

受講料詐取:名前だけヘルパー講師40人 虚偽申請か 大阪毎日新聞


 ホームヘルパー養成学校「ベテル医療福祉専門学院」(大阪市西区)の受講料詐取事件で、同専門学院がヘルパー2級養成講座の講師として大阪府に申請した44講師のうち延べ40人が、名前だけを勝手に使った虚偽の講師だったことが24日、大阪府警生活経済課の調べで分かった。講義の依頼すらしていないケースも多く、府警は府知事の指定を受けた2級ヘルパー養成がでたらめだったとして元社長の西村兼一容疑者(46)を免状不実記載の疑いもあるとみている。

 同専門学院は、詐欺の容疑事実となった1級ヘルパーについては講義資格を持っていなかったが、2級ヘルパーについては昨年、大阪市西区と八尾市で開講するとして大学教授や介護福祉士、介護保険の専門家の名前を講師として列記して申請し、知事から指定を受けていた。

 ところが、「自習」があるなど講義内容が希薄との指摘が受講者からあり、府が調査したところ、大阪の講座で22科目中19科目、八尾の講座で22科目中21科目の講師が虚偽だったことが判明。府は指定を取り消した。また、府警が調べたところ、実際は西村容疑者ら同専門学院の3人が無資格にもかかわらず「講師役」を務めており、西村容疑者は「金がかかるので自分たちで教えた」と供述した。

 府警は、西村容疑者が違法性を認識しながら、府の指定を取るために虚偽申請をしたとみており、同学院のホームヘルパー養成事業そのものが詐欺性の高いものだったとみて厳しく追及する。 【亀田早苗】

[毎日新聞8月24日] ( 2002-08-24-15:01 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020824k0000e040070000c.html

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