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2002年08月24日(土) 02時28分

家電店名悪用し詐欺 150人から3億円? 福岡などで出資金募る西日本新聞

 会社社長を名乗る男が、家電量販店大手のベスト電器(福岡市)やデオデオ(広島市)などの社名を無断で使って「量販店の協力で家電品を取り扱う物流センターをつくるので出資を」などと架空の計画を持ち掛け、福岡、佐賀、長崎、熊本県内の主婦や飲食店主ら約百五十人から総額約三億円をだまし取っていた疑いが強いことが二十三日、福岡県警博多署の調べで分かった。同署は詐欺容疑での立件を視野に捜査を進めている。

 男は別の詐欺事件で逮捕、起訴された住所不定の河津忠被告(68)。

 調べによると、河津被告は、自分で創作した物流センター設立の経緯や仕入れ先のチャート、従業員の福利厚生制度などを「特殊商品流通機構心得書」と称する冊子にまとめ、「ジャパンストリーム」という実体のない会社の社長を名乗って、客としてスナックなどを訪問。親しくなった店主らに「計画」を説明し「毎月八百万円を配当する」などと誘った。

 断られると「母が数億円の遺産を残して死んだ。身内で相続すれば税金を取られるので、有効に使う人に相続してもらいたい。出資金はそこから出せばいい」と食い下がり、誘いに応じた店主らに友人を次々と紹介させた。金を渡すと河津被告とは連絡が取れなくなり、店主らはだまされたことに気づいたという。

 河津被告は店主らを信用させるため「九州各地で金融業やマンション経営をしている」と説明。マンションの完成予想模型を見せたり、高級ブランドの香水を贈るなどしていたという。

 社名を使われた両社と食品スーパーのライフコーポレーション(大阪市)には問い合わせが相次ぎ、三社は四月に記者会見して「そのような計画はなく、男とも無関係。誤って出資しないように」と注意を呼びかけ、福岡県警に相談していた。

 河津被告は知人女性から現金約五百万円を詐取したとして今年六月、博多署に逮捕されていた。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020824-00000020-nnp-kyu

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