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2002年08月24日(土) 03時22分
＜講座詐欺＞実在しない資格取れると宣伝 大阪のヘルパー養成（毎日新聞）受講料を詐取したとして、元社長が逮捕されたホームヘルパー養成学校「ベテル医療福祉専門学院」（大阪市西区）が、「救命法普通資格」という実在しない資格をでっち上げ、「受講すれば取得できる」と宣伝していたことが２３日、分かった。うその公的資格を“売り物”にして受講者を募る詐欺的手法が改めて浮き彫りになった。この講習では、人工呼吸や止血法などを研修する。入学案内書には、３時間の救命講習を受講すれば、救命法普通資格が取得できると紹介。「履歴書に記入できます」と宣伝していた。ホームヘルパー２級講座の通学受講者全員に受講を義務付けており、案内書で「救命法の資格も同時取得できるため、学費が少し高くなる」と説明していた。 元社長の西村兼一容疑者（４６）は大阪市消防局から「応急手当普及員」の認定を受けており、修了証発行を消防署に申請することができた。西村容疑者は受講者２９３人分の修了証発行を同消防局に申請していたという。 大阪市消防局は「ベテルが修了証を交付することに問題はないが、資格などは存在せず、明らかに虚偽の宣伝だ」と指摘している。 【亀田早苗】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020824-00000178-mai-soci |