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2002年08月24日(土) 14時34分
「車上荒らしで生活１５年」５１歳男、余罪１千件？（読売新聞）さいたま市内で先月、駐車車両から現金を盗もうとして窃盗未遂容疑で浦和署に逮捕された男が、同署の調べに対し、「１５年間、車上荒らしで生計を立てていた」と供述していることが２４日わかった。男は窃盗未遂罪でさいたま簡裁に起訴されたが、同署は男の供述に基づいて約７０件、被害額約２０万円の車上荒らしを確認、さらに１０００件以上の余罪があるとみて裏付けを進めている。男は住所不定、無職佐藤正男被告（５１）。先月２４日未明、さいたま市田島の駐車場に止めてあった乗用車内を物色中、所有者の男性（３１）に見つかり、何も取らずに逃走したが、通報を受けた同署員に窃盗未遂容疑で緊急逮捕された。 その後の調べに、佐藤被告は約１５年前から車上荒らしを繰り返し、生活費やギャンブルに充てていたと供述。同署によると、ここ数年は埼玉県戸田市内のアパートに１人暮らしで、金がなくなると、さいたま市を中心に県内各地や都内にまで足を延ばしていた。 ドライバーで車の窓に穴を開け、内側からドアを開ける荒っぽい手口。１晩に３０件を目標とし、１か所の駐車場で１０台以上を荒らし回ったこともあるといい、１晩に戸田市から東京都練馬区の大泉学園町付近まで歩き、道すがら犯行を重ねたこともあった。 その一方で慎重な面もあり、警報装置が装備されていそうな高級車には一切手をつけていなかった。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020824-00000103-yom-soci |