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2002年08月23日(金) 19時11分

不当請求の被害多発−−身に覚えない「アダルト番組」など電話利用料 /埼玉毎日新聞

 ◇相談、4倍増(昨年度比)の157件−−県消費生活センター、4月から今月15日
 ◇自宅にはがき、業者恐れ3万円振り込む例も
 電話の「有料アダルト番組」などを利用したとして、未納利用料などを不当に請求するはがきが送り付けられる被害が多発している。県消費生活支援センターには、4月から今月15日までに157件の相談が寄せられ、昨年度の113件をすでに上回り、昨年同時期の4倍近くに上る。携帯電話を一度だけ鳴らし、相手が出る前に切る、いわゆる「ワン切り」が横行していることから、「ワン切りに間違って掛け直してしまい、すぐ切ったが請求書が来た」という相談も。同センターは「身に覚えがないなら支払わないように」と注意を呼びかけている。
 同センターによると、はがきは債権代行会社名義で、県南部の20〜30代の男性を中心に、主に東京都内から発送されている。「有料アダルト番組」「ツーショットダイヤル」などの利用料や遅延損害金、名義人調査手数料の合計数万円を指定の口座に振り込むよう記載されている。また、「放置すると自宅へ訪問し、請求額に加えて交通費、人件費も請求する」と赤字で書かれていた。
 「身に覚えのない利用料の請求が来た」などの相談は、2月ごろから増加。「仮名で競馬情報を利用したが、その仮名で自宅に送られてきた」という30代の男性、携帯電話のメールに利用していない「有料情報サイト」の利用料、延滞料など約3万円を請求するメールが送られた10代の少年の相談もあった。少年は自宅に業者が来ることを怖れ、約3万円を振り込んだという。同センターは、トラブルを避けるために支払ったケースが他にもあるとみている。
 同センターは「最近は『有料アダルト番組』などとあいまいな表現で請求するケースが多い。支払い義務はサービス利用者にあるので、利用した覚えがないなら支払う必要はない。また、支払わなくても業者が自宅に請求に来た例はない」と話している。問い合わせ・相談は、電話048・643・0999同センターまで。【酒井祥宏】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020823-00000001-mai-l11

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