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2002年08月22日(木) 16時30分

ベテル学院詐欺 民主・山本議員が修了式などに度々出席朝日新聞

 ホームヘルパー養成をめぐる「ベテル医療福祉専門学院」の詐欺事件で、民主党の山本孝史・参院議員(大阪選挙区)が、再三にわたって受講生の修了式や同学院主催の講演会に出席していたことがわかった。詐欺容疑で逮捕された同学院の元社長西村兼一容疑者(46)から依頼されて応じたとみられ、99年には政治献金も受けていた。大阪府警は、西村元社長が受講生を信用させるため、国会議員を利用したとみている。

 関係者によると、山本氏は97年から昨年まで、大阪市内のホテルなどで開かれた同学院の修了式やパーティーに度々出席し、その都度あいさつをしていたという。99年3月には、「介護保険で変わる高齢社会」と題した学院主催の講演会で講師を務めた。

 山本氏の後援会「山本たかしとあゆむ会」の収支報告書によると、同会は99年4月、西村元社長から5万円の寄付を受けている。

 詐欺の被害を受けた元受講生の女性(58)は「パーティーなどで『みなさんはいい学校を選んだ』などと学院の実績などを紹介していた。国会議員が来れば、信用するのが当たり前。道義的責任があるのではないか」と憤る。

 山本氏は、93年総選挙で旧大阪4区から立候補し、初当選。衆院厚生委員会理事などを歴任した。00年総選挙で落選後、01年参院選で当選した。

 山本氏は朝日新聞の取材に対し、「知人の紹介で西村社長と知り合い、修了生への激励の言葉や介護保険についての講演などを依頼された。修了式などに4、5回出たと思う。寄付は、今になって考えれば講演のお礼の趣旨だったのではないか。問題のある人物と分かっていれば、断ったのだが、こちらの善意を悪用され、腹立たしさを感じる」と話している。(16:13)

http://www.asahi.com/national/update/0822/027.html

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