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2002年08月18日(日) 00時00分

ネット関連商品で送りつけ商法?東奥日報

写真  青森市に住む男性(70)宅に十七日までに、注文していないパーソナルコンピューター(パソコン)の関連商品が突然、宅配便で送りつけられたことが分かった。男性宅の近くの数軒にも同様の商品が届けられたほか、あるインターネットのサイトでも、無断で商品が送りつけられたという書き込みが全国から多数寄せられており、問題は本県だけではなく各地で発生している。この宅配方式はいわゆる「送りつけ商法」の疑いがあるが、発送元のIT関連会社(東京都)は「私たちの手違いで、関係のない消費者を困惑させてしまい大変申し訳ない」と釈明、希望しない場合は直ちに商品回収するとしている。

 男性らに突然届いた商品は「ブロードバンド無料お試しセット」というもので、男性には十五日に届いた。ADSL回線に接続できるモデムと取扱説明書などが同封されており、箱には「この度は、“ブロードバンド無料お試しキャンペーン”にご同意いただき、ありがとうございます。このキャンペーンはブロードバンドの世界を最大二カ月間無料でお試しいただけます」などの内容が書かれた紙が添付されていた。

 男性は「商品を申し込んだ覚えは全くない。何の予告もなく突然、モデムが送りつけられて驚いている」と困惑。モデムに同封されていた問い合わせ先へ電話したが、呼び出し音が鳴るだけでだれも応じなかったという。

 同キャンペーンを行っているこのIT関連会社に対し本紙が、電話で取材したところ、「本来ならば、モデムが必要かどうか確認を取ってから送るべきなのに、確認が取れない段階で送ってしまったケースがあったかもしれない」と説明。「私たちのミスで消費者を困惑させてしまい大変申し訳ない」と謝罪。さらに対応策について「返却したい場合は送り先に着払いで送っていただくか、同封した問い合わせ先に連絡していただければお宅まで取りに伺います」と語った。

 一方、住所や居住者の名前などの個人情報をどのように入手したかについては業者は、「これまでに、弊社にプロバイダー登録されていた方を中心にお送りしています」と述べるにとどまった。

 今後、県内で同様の商品が送られてくる可能性は否定できない。万一、送られてきた場合は、問い合わせ先に確認するか、県消費生活センターなどに相談するなど、慎重な対応が求められる。

※写真は青森市内在住の男性に突然、送られてきたパソコン関連商品とそれらが入っていた段ボール箱(右上)

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2002/0818/nto0818_10.html

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