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2002年08月15日(木) 16時14分

現金下ろす時ご用心、「途中狙い」盗が急増読売新聞

 金融機関や現金自動預け払い機(ATM)に立ち寄った帰り道に外国語で声をかけられるなどし、気を取られたスキに現金を持ち逃げされる事件が、東京都内で急増している。帰る途中を狙うことから「途中狙い」と呼ばれる手口で、今年の被害は先月末までに41件。すでに昨年1年間の被害を上回り、警視庁が、被害状況をホームページ(HP)に掲載して金融機関利用者などに注意を呼びかける“非常事態”となっている。

 同庁捜査3課によると、途中ねらいの被害は、一昨年・23件、昨年・37件と増加、今年も6月以降、急増している。

 狙われた人の多くは金融機関で大金を下ろした人で、いずれも犯人は、被害者の注意を一瞬、金の入ったバッグなどからそらすために“仕掛け”を施している。「外国語で話しかける」「大声で騒ぐ」といった手口が目立つが、最近では、「目の前で小銭をばらまく」「衣服に物を付着させる」などと多様化し、約10パターンが確認されているという。

 また、現金ではなく、キャッシュカードを盗む新しい手口も登場している。

 新宿区にある会社の男性役員(45)は先月30日午前、JR四ツ谷駅前のATMコーナーで現金を下ろしている最中に、外国人とみられる男から「ビザカードは使えますか」と話しかけられた。振り向いて「わからない」と答えて向き直ると、すでにキャッシュカードがなくなっていた。

 男性はすぐに銀行に問い合わせたが、400メートル先の銀行支店で、10分足らずの間に現金200万円が下ろされていた。犯人は背後から、暗証番号を打つ様子も見ていたとみられる。

 目撃証言から浮かぶ犯人像は複数のグループで、アジア系外国人が多いという。同課は「金融機関で多額の現金を下ろす場合には、周囲を警戒してほしい」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020815-00000305-yom-soci

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