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2002年08月14日(水) 19時29分
未承認の健康食品を販売、名古屋の業者に回収指示（読売新聞）名古屋市名東区の中国毒蛇研究所（岩崎昭正所長）が、医薬品として承認を受けないで製造、販売していた健康食品から医薬品成分が検出され、愛知、三重、宮崎の３県は１４日、製造、販売業者に対し、薬事法違反（未承認医薬品の製造・販売）にあたるとして回収を指示した。健康食品は、同研究所が２０００年１１月から製造、販売していた「秘宝百歩蛇全体粉」。宮崎県内の６０代の女性が服用したところ、血糖値が急激に上がる健康被害を訴えたため、同県が成分を分析、副じん皮質ホルモン剤「デキサメタゾン」、消炎鎮痛剤「インドメタシン」が検出された。 同研究所は台湾や中国に生息する毒蛇を乾燥、粉末にしたものを台湾の業者から輸入し、瓶を詰め替えて販売していた。精力、体力増進などに効くとして、これまでに６３８７瓶（１瓶６０カプセル入り、定価１万８０００円）を販売した。 同研究所はこのうち４５１３瓶を総販売元の三重県鈴鹿市の男性（６５）に、１５２０瓶を宮崎県内の薬店に販売していた。同研究所もインターネットなどで直接販売していた。 デキサメタゾンは関節リュウマチなどの治療に使われるが、糖尿病やすい炎などの副作用があり、インドメタシンも食欲不振や頭痛などを引き起こすことがある。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020814-00000211-yom-soci |