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2002年08月10日(土) 20時51分

食欲抑制剤を含む医薬品・健康食品、服用前に専門家に相談を /福岡毎日新聞

 ◇保健食品マーク、一定の目安に
 輸入ダイエット食品に違法に医薬品が使われ、死者まで出した事件は九州でも深刻な影響を与えている。何が大丈夫で何が危険なのか、消費者はどこに注意すればいいのか、専門家に聞いた。
 県薬務課の今地政美・課長技術補佐によると、7月末までに厚生労働省が公表した、食欲抑制剤のフェンフルラミンなどを含む未承認医薬品と健康食品の計25品目のうち、県内で8品目を服用し30人が健康被害を訴えている。「個人輸入品をもらったり買ったりしたもので、薬局で扱われていた事例はない」という。
 国が安全性や有効性を認めて規格基準を満たした食品を「保健機能食品」と呼ぶ。今回の輸入ダイエット食品はこれに該当しておらず、今回の事件をきっかけに厚労省は、業者に水際チェックなどを指導している。
 「フェンフルラミンは中国でも医師の処方せんがなければ使えない医薬品だ。もし健康食品に含まれていたら中国でも違法だ」というのは、福岡市で中国健康食品を製造・販売する華瀛(かえい)産業の董発明・社長(47)。中国の医科大学を卒業後、九州大で医学博士号を取得、東西医学に明るい。
 中国の健康食品は「保健食品」として中国衛生省(厚生労働省に相当)の認可が必要で、最近、マーク=写真=が付けられるようになった。また成分表の中に「〓〓拉明」と書かれていたらフェンフルラミンのこと。一定の目安になるのではという。
 董さんは「漢方薬や医薬品の知識がない人が服用するのは危険。知人に効果があっても体質が違うかもしれない。専門家に相談してほしい」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020810-00000003-mai-l40

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