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2002年08月09日(金) 03時11分

<自衛隊資料流出>持ち出し男性「作業上の必要でコピー」毎日新聞

 防衛庁の情報システム開発資料の外部流出問題で、資料を持ち出した東京都内の30代の男性システムエンジニアが8日、毎日新聞の取材に応じ、「作業上必要があって自分のパソコンにデータをコピーしただけ。窃盗や恐喝との指摘は心外」と強調した。男性は4次下請け会社の依頼で富士通の工場に出入りしたといい「セキュリティーのずさんさを認識した」と話している。

 また富士通に資料を持ち込んだ3人のうち、新たにインテリア会社会長(57)と健康食品会社社長(54)が「資料流出の情報提供に行っただけだ。(買い取りの)金の話は富士通側が言い出した」と話した。

 男性は01年8月ごろから個人契約のシステムエンジニアとして、富士通川崎工場での通信試験や駐屯地での回線接続作業に従事。作業員に指示するため、駐屯地の端末機のIPアドレスやネットワーク資料をパソコンに取り込んだという。

 今年6月下旬、人材派遣会社に職探しに行き、出入りしていたインテリア会社会長に自分の履歴として駐屯地などでの経験を披露。防衛関係資料が簡単に持ち出されたことに懸念を示した会長から「富士通に注意を促したい」と、資料提供を求められ、パソコン内に残っていたデータの一部を印字して渡したという。

 男性は、工場への出入りの際には「依頼元に指示された名前で出入りし、本名で仕事はしていない」と述べた。また、川崎工場で開発途中のCD—ROM(コンパクトディスク利用の読み出し専用メモリー)を別の作業員が持ち出そうとしたのを見つけ「自分が返すから」と預かり、所持したという。

 男性は「作業仲間とは『北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に持ち出されたら大変だ』というような話もし、そのことを会長にも話した」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020809-00000142-mai-soci

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