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2002年08月09日(金) 20時17分

電子マネー詐欺事件 容疑者逮捕 防止策、利用増に追いつけず /和歌山毎日新聞

 電子マネーを使った詐欺事件としては全国で初めて、県警銃器薬物対策課と橋本署が摘発。8日、岩出町西国分、無職、寺田誠容疑者(29)を逮捕した。事件は、クレジットカード番号などがあれば身元確認なしに、簡単に購入、使用できる電子マネーが悪用された。将来、さらに利用者が広がると予想されるオンライン決済の便利さの裏に潜む危険性を指摘する声は多い。
 インターネット弁護士協議会前会長の牧野二郎弁護士(東京弁護士会)は、「インターネットによる商取引は、クレジットカード番号や認証番号が第三者に容易に読み取られ、犯罪が多発している。電子マネーの犯罪防止策も利用増に追いついていない。オンライン上の印鑑証明ともいうべき、電子署名制度を早急に普及させなければならない。この事件は、オンライン決済の便利さ、迅速さの裏に潜む、危険性を如実に示したといえる」と指摘。
 野田哲夫・島根大助教授(情報経済論)も「クレジットカードを使ったネット上の電子商取引は便利な半面、リスクも生じる。電子マネーの運営業者は二重、三重に防犯策を講じる必要があるが、基本的には利用者本人の責任。利用者がこうした悪用の可能性を認識しないまま、システムだけが便利な方向に進んでおり、危険な状態だ」という。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020809-00000001-mai-l30

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