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2002年08月08日(木) 09時52分

USJ、水飲み器検査で検査会社に出しっ放し指示読売新聞

 米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の水飲み器で工業用水が使われていた問題で、運営会社「ユー・エス・ジェイ」が昨年、残留塩素濃度を自主調査した際、基準(0・1PPM以上)を満たすよう、一部の水飲み器を出しっ放しにした状態で、測定を続けるよう検査会社に指示していたことが7日、わかった。検査が8時間に及んだこともあるといい、市保健所は「非常識な指示。基準値にこだわり過ぎで、工事ミスという原因の発見を遅らせた」として、ユ社に適切な水質管理の指導徹底を図る。

 USJでは工業用水の受水槽に飲用水を流していたことから、問題の水飲み器1か所からも残留塩素が検出されていた。飲用水では、塩素濃度は利用が多いほど上がるとされている。

 市保健所やユ社によると、同社は昨年9月から水飲み器12か所の水質調査を検査会社に委託した際、「基準を満たすまで水を流し続けて測定するように」と指示。検査会社は、基準を下回った一部の水飲み器については、8時間も水を流し続け、基準以上のデータを得たこともあった。

 しかし、11月中旬、問題の水飲み器1か所で、水を流し続けても基準値に近づかず、検査会社が「配管に問題があるのではないか」とユ社に指摘。それでも、ユ社は方針を変更せず、「1日8時間」の測定を指示していたが、約1週間後、ようやく建設会社に配管チェックを依頼し、工事ミスが判明したという。

 ユ社テクニカルサービス部は「工事ミスがあったとは思いもよらず、飲用水だと信じていたので、長時間水を流して測定すればいずれ基準値が出ると思っていた」と釈明。

 市保健所は「数分程度、水を流しながら測定することはあるが、これほど長時間、しかも基準を満たすまでというのは異常だ」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020808-00000401-yom-soci

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