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2002年08月08日(木) 06時18分

「恐喝でなく情報提供」と防衛庁資料購入要求の3人読売新聞

 防衛庁の情報データ通信システムの経路図など重要資料が外部に流出した事件で、富士通(東京都千代田区)に資料を持ち込んだ東京都内のインテリア会社会長ら3人の男性が7日、読売新聞の取材に応じ、「富士通を恐喝した事実は全くない。持ち出された資料が北朝鮮などに流出するのを防ぐため富士通に情報提供した」と、関与が取りざたされている恐喝未遂容疑を全面否定した。資料の入手経緯については、この会長が「知人の会社に仕事を探しにきていた若い男と偶然会い、売却先がないか相談された」と説明。3人は「捜査には協力し、事実を話したい」とした。

 取材に応じたのは、インテリア会社会長(57)と、都内の健康食品販売会社社長(54)、沖縄県内の会社役員で元海上自衛官(54)。

 会長によると、資料を入手したのは今年6月下旬。知人の会社事務所を訪ねた際、この事務所に「仕事が欲しい」と相談しにきていた30代くらいの若い男と出会った。男は富士通の下請け会社でシステム開発に携わっていたといい、「男と話していたら、富士通が開発した防衛庁のシステムのソフトを持っていると言い出した。『北朝鮮に売りたい。売れるところはないか』と相談された。これは、海外に流出したら大変なことになると思った」と、この会長は、資料の入手元である若い男とのやり取りを詳細に説明した。

 若い男と会長は、数日後に再会し、男が持ってきたCD—ROMからプリントアウトした17枚の資料を預かったという。

 「なんとか流出を防がねば」と、この会長は、仕事で取引のあった都内の健康食品販売会社社長に相談、社長はさらに、同級生である元自衛官に連絡した。

 「富士通に本物かどうかを確認させたほうがいい」と元自衛官が提案。元自衛官は、「海外に流出したら危ないので何とか防いでほしいと、言っただけ。防衛庁や富士通、国益のことを思った」と話した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020808-00000101-yom-soci

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