悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年08月07日(水) 21時50分

<猫虐殺>ネットに写真掲載した容疑者を異例の逮捕 福岡地検毎日新聞

 福岡地検は子猫を虐殺している様子をインターネット上に写真掲載したとして、広島県呉市焼山西3、無職、松原潤容疑者(27)を動物愛護法違反容疑で逮捕し、7日、同法違反の罪で福岡地裁に起訴した。同法違反で、逮捕・起訴するのは極めて異例。同地検は「ネットで実況中継するなど極めて悪質で、社会的影響も大きい」と説明している。

 起訴状などによると、松原被告は5月6日午後11時10分〜7日午前3時20分ごろまで、当時住んでいた福岡市東区のアパートで、拾ってきた子猫の耳やしっぽをはさみで切ったり、首をひもで縛るなどして殺した。その様子を写した写真をインターネット上の掲示板「2ちゃんねる」の「ペット大嫌い」コーナーに「ネコ虐殺実況中継」として載せた、とされる。

 掲示板を見た人からの通報で事件が発覚。松原被告は県警の調べに虐待を認めたものの「猫は水をかけると逃げ出した」と殺害を否認。県警は5月22日、松原被告を福岡地検に書類送検した。ところが、地検が獣医らに写真鑑定を依頼したところ、殺害の疑いが濃厚となり、松原被告も殺害を大筋で認めた。

 事件発覚後、同地検には松原被告に厳罰を求める署名簿や電話などが全国から1日当たり数十件も寄せられた。動物虐待は書類送検—略式起訴—罰金刑の処分になるケースがほとんどだが「極めて残虐で社会への影響も大きい」として逮捕・起訴に踏み切った。

 動物愛護法は00年12月に改正され、虐待への罰則が従来の「3万円以下の罰金又は科料」から「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に強化された。改正後に同法違反で摘発された例には、飼育馬の世話を怠り衰弱させたとして長野県の元牧場主が略式起訴後、罰金30万円を命じられた例(不服として公判中)などがある。 【荒木俊雄】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020808-00000111-mai-soci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ