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2002年08月05日(月) 22時21分

20年分割払いの賠償提訴…文京区女児殺害で遺族読売新聞

 東京都文京区の若山春奈ちゃん(当時2歳)が殺害された事件で、両親が5日、殺人罪などに問われ一審・東京地裁で懲役14年の実刑判決を受けた主婦山田みつ子被告(38)を相手に、総額約1億3700万円の損害賠償を求める訴えを同地裁に起こした。

 請求額の一部については、山田被告が罪の重さを自覚し続けるように、女児の命日にあたる今年11月22日から20年間、毎月40万円を支払うよう求めている。原告側によると、殺人事件などの遺族が加害者に対し、こうした形の分割払いで賠償を求めたケースは初めて。

 また、母親(34)は同時に、事件発生当時の週刊誌や女性誌の報道で名誉を傷付けられたとして、文芸春秋や小学館など出版社4社などにも、損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを同地裁に起こした。

 原告側によると、山田被告に一括払いを求めたのは、女児が事件で死亡しなければ得られたはずの逸失利益など計約4100万円。女児が事件で受けた肉体的苦痛や、山田被告の公判供述で両親が被った精神的被害に対する慰謝料計9600万円については、分割で支払うよう求めている。

 遺族側は提訴について、「娘を失った悲しみだけでなく、被告による公判での理不尽な言い分にも苦しめられてきた。被告に真実を語らせるために提訴に踏み切った」とコメントした。

 山田被告は1999年11月22日、顔見知りだった女児を殺害し、遺体を静岡県内の実家の裏庭に埋めたとして殺人と死体遺棄罪に問われた。検察側の懲役18年の求刑に対し、同地裁は昨年12月、懲役14年の実刑判決を言い渡し、検察側が控訴した。控訴審第1回公判は7日に東京高裁で開かれる。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020805-00000012-yom-soci

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