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2002年08月03日(土) 03時05分
ワン切り法規制化へ、政府・自民党が着手（読売新聞）政府・自民党は２日、携帯電話を１度だけ鳴らして、相手が出る前に切る「ワン切り」を行っている業者を規制する法案作りに着手した。ＮＴＴ東日本・西日本がワン切りを繰り返した業者に対し、回線利用の停止や契約解除ができる契約約款の改正を行ったが、通信障害の再発を防止するため、罰則規定を含めた立法措置が必要と判断した。通信設備への妨害行為を禁じた有線電気通信法を一部改正する案が浮上しているほか、コンピューターなどの機械を使った不特定多数への同時発信を規制する新法の制定を検討する。 政府・自民党は、法規制を求めている公明党や保守党と調整し、１０月の臨時国会に関連法案を提出する。 総務省は、誰でも利用できる通信の特性を考慮、当初は法規制に慎重な姿勢だった。だが、関西地方でワン切りによる通信トラブルが続発したため、片山総務相は２日の記者会見で「（ワン切り業者に対して）法的な対応を検討する。法律を作らないといけないので次の国会を視野に入れている」と述べ、法整備に乗り出す考えを示した。 一方、自民党・電気通信調査会（亀井久興会長）も同日の会合で、ＮＴＴの契約約款だけでは通信障害の再発を防止できないとして、立法措置で対応することを確認した。ただ、内閣が法案を提出するか、議員立法で対応するかは、今後、調整する。（読売新聞） |