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2002年07月30日(火) 15時30分

<ワン切り業者>警告後いったん自粛も復活 NTT、有効策なく毎日新聞

 「ワン切り」業者の大量発信により、大阪府全域と兵庫県尼崎市などで29日、500万回線以上で電話がかかりにくくなった問題で、この業者以外にも、大阪市内で、複数の業者が、同様のトラブルを起こしかねない発信行為を繰り返していることが30日、分かった。また、問題の業者は、警告後いったん自粛していたが、週末から発信数を復活させていたことも明らかになった。NTT西日本は通信集中への監視を強化しているが、通話が最も増えるとされる週初めの「月曜午前10時」の不安に、有効な危機管理策は打ち出せていない。

 NTTによると、他の複数の業者の発信回数は、問題の業者ほどではないが、同じ交換機に重なったり、商用の通話が混雑する時間帯に重なった場合は、交換機の処理能力を超える可能性があるという。

 また、問題の業者のエリアからの交換機への午前10時台のコールは、NTTが「再び問題が起きれば、回線を切る」と警告してから、3分間で4000〜2500回が続いていた。発信を自粛していたとみられる。しかし、27日の土曜日から再び増え、同7000〜8000回となっていたことが分かった。

 29日もトラブル発生の約1時間前に、NTTは業者につながる交換機への大量のコール集中を把握しながら、業者の回線切断に踏み切ったのは発生から50分後だった。一般回線の規制が優先され、回線切断が後回しになったため、影響は広範囲に及び、復旧まで最大4時間半かかった。 【中尾卓司】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020730-00001089-mai-soci

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