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2002年07月27日(土) 00時00分

NTTドコモ「iショット」 障害知りながら28万台 東京新聞

 NTTドコモが携帯電話による写真送信サービス「iショット」で、未送信だった二百万件に約四千万円もの料金を誤請求した問題で、利用者から苦情が寄せられ社内で障害対応に乗りだした後も、約二十日間にわたり全国で約二十八万台の端末を販売し続けていたことが二十六日分かった。

 トラブルの原因を社内調査していた間も、取扱店に特別な指示をせずに販売を続けていたためで、こうした対応が結果的に料金の誤請求を拡大させた。ドコモは「故障かシステムの限界か原因が特定できなかった」と釈明している。

 ドコモは今年六月一日から、カメラ内蔵型の携帯電話で写真を送信するサービスを始めた。しかし全国の利用者から「送信を何度試みても送れない」などの苦情や問い合わせが相次ぎ、二百件以上の苦情を受けた。

 ドコモによると、こうした苦情内容を精査した結果、六月二十八日ごろに(1)高い確率で送信ミスが発生する(2)未送信分の料金も誤って請求する恐れがある−ことが判明したが、サービスは継続することにしたという。

 この間、送信できないケースもあったが、新しい契約者や既存の利用者に対し特別な説明はしなかった。結局、トラブルは七月十七日に修復し、その五日後にようやく誤請求の事実を公表した。

 NTTドコモは「原因が特定できたのは修復の直前。新しいサービスなので故障なのかも分からなかった。原因が不明確な状況で公表すれば混乱すると判断した」と説明している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20020727/mng_____sya_____010.shtml

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