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2002年07月22日(月) 14時13分

熊本クレ・サラ日掛被害をなくす会に相談1年間に960件熊本日日新聞

 「熊本クレ・サラ日掛被害をなくす会」(萩野次男会長)は二十一日までに、六月までの一年間に受け付けた相談件数をまとめた。失業者などからの相談が前年より三割増え、リストラによる収入減、生活苦から借金に走る深刻な現状が分かった。

 同会の資料によると、昨年七月からの一年間に寄せられた相談件数は九百六十件で、前年とほぼ同数。職業別ではパート・アルバイトが三百十七件で最も多かった。無職や生活保護受給者は百三十四件で、過去四年間ほぼ百件前後だったのが、約三割増えた。

 月収別では、二十万円以下が六百九十二人で、うち十万円以下が二百六十九人。同会によると、相談者の所得の低下傾向が進んでいるという。

 借金の原因としては、生活費の不足が三百二十六件でトップ。次いで営業不振が百八十二件、ギャンブル・浪費が百六件だった。

 同会の吉田洋一相談員は「リストラで生活ができなくなった人が金を借り、返せなくなって多重債務に陥るという悪循環が続いている。そのほとんどがヤミ金融による被害で、深刻な問題になっている」と話している。

 同会は、消費者金融などの債務者からの相談に応じ、自立を支援するために五年前に発足。国会に出資法改正などを求めている。

http://kumanichi.com/news/local/main/200207/20020722000454.htm

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