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2002年07月20日(土) 00時00分

ネット販売から姿消す 中国製ダイエット食品 京都新聞

 中国製ダイエット食品による肝障害などの被害が多発している問題で、主な購入ルートとなっていた個人輸入や通信販売の日本語のホームページ(HP)から商品が相次いで姿を消していることが二十日、分かった。

 厚生労働省のこれまでの調査では、被害者の多くはHPに載っている日本の個人輸入代行業者の仲介により、個人輸入で商品を購入しているのが特徴。個人輸入代行業者は、販売業者や輸入業者と違って規制しにくいため、問題がある商品でも簡単に輸入できることが被害拡大の背景に挙げられている。

 被害発覚までは「ダイエット食品」「中国」などをキーワードに検索すると「一カ月の服用で確実に三から八キロやせる」「有名雑誌に掲載された」などの宣伝文句が並ぶ百以上のHPが見つかった。「青い便が出ることも」「長期間服用しないで」など、恐ろしい注意書きも見受けられた。

 だが、被害の拡大につれ中国製ダイエット食品を扱うHPは、ほとんどが削除、閉鎖された。東京都渋谷区の通販業者は十六日にHPを閉鎖。担当者は「問題の製品は扱っていないが、不信感を取り払うには時間がかかるため、販売を見合わせた」と説明する。

 店頭の動きも同様だ。健康食品も扱う東京・銀座の輸入雑貨店「ソニープラザ」の店員は「当分、中国産ダイエット食品は売れないだろう。安全を考え全店で撤去した」と話した。(共同通信)


http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002jul/20/K20020720MKB1Z100000080.html

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