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2002年07月18日(木) 11時26分

苦情受け買い戻した「異臭」肉まんを再度販売 ニチロ朝日新聞

 大手の食品加工会社「ニチロ」(東京都千代田区)が、別の食品会社に卸した豚ひき肉が劣化していたとして、それを材料に製造された肉まん約12万9000個を買い取ったものの、その後、独自に販売していたことが18日、分かった。ニチロは今年3月、食品会社の指摘を受けて回収したが、約7000個を除き、すでに出回った後だったという。

 食品会社「味道」(東京都港区)によると、昨年11月、同社が関東中心に加盟店で販売する肉まん「豚まん職人」について、「異臭がする」「味がいつもと違う」との苦情が数件あり、自主回収した。その後の調査で同社がニチロから購入した豚ひき肉中の過酸化物の値が異常に高いことが分かり、ニチロは「鮮度が古い豚脂が混入していた」などと味道に謝罪、製造された肉まん約12万9000個を買い取った。

 しかし今年3月になってこれらの商品が埼玉県のスーパーに「本格肉まん」などの商品名で出回っていることが分かった。味道がニチロに指摘したところ、ニチロは埼玉県、愛知県などのスーパーで流通させたことを認め、「品質に問題がなかったので全品、販売した」と説明したという。その後、ニチロは回収に乗り出したが、回収・廃棄できたのは7000個にとどまったという。(11:23)

http://www.asahi.com/national/update/0718/014.html

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