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2002年07月16日(火) 14時10分

消費者相談が最多の6500件 熊本市センター01年度まとめ熊本日日新聞

 熊本市消費者センター(大石澪子所長)へ寄せられた消費生活相談が、二〇〇一(平成十三)年度は六千五百四十八件だったことが、同センターのまとめで分かった。過去最高だった前年度より約四百八十件増。長引く不況を反映してか、相談件数のトップは十二年連続で消費者金融・クレジット関係で、“ワン切り”やダイヤルQ2などの携帯電話やパソコン(インターネット)関連も急増した。

 消費者金融・クレジット関係は、千三百三十九件(前年度比二百四十六件増)で全体の約二割を占めた。相談者は三十代を中心にした給与生活者が最も多く、借金返済のために借金を繰り返す多重債務の対応策や、自己破産方法の問い合わせなどが多かったという。

 前年度に比べ二百三十八件増えたのが、運輸・通信サービス。

 パソコンでインターネットを利用したら国際電話料金が請求されたケースのほか、「出会い系サイトで二千円の請求メールが届いた。その後、延滞料や調査料が加算され、三万八千円を支払えという電話やメールになった。支払わなければならないのか」(40代男性)といった相談が多かった。

 また、昨年十二月ごろから急増したのが、“ワン切り”に関する相談。「携帯電話がワンコールだけで切れたため、着信記録先にかけ直したところアダルト番組などの案内だったが、料金はどうなるのか」(30代女性)といった問い合わせが中心だった。

 大石所長は「相談内容全体からみて、経済が低迷しているせいか悪質業者が増えている。また高度情報社会化が進み、被害が広域化する傾向もみられる」と分析。「情報があふれていて、それに対応する判断力が伴っていない。契約などの場合、家族や友人にまず相談するなど、本当に必要な情報は何かを見極めてほしい」と話している。

http://kumanichi.com/news/local/main/200207/20020716000426.htm

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