中国製健康食品服用で２女性入院岩手と鳥取（京都新聞）

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2002年07月15日(月) 00時00分

　岩手県は十五日、中国製のダイエット用健康食品を服用していた盛岡市内の四十代の女性一人が、肝障害を発症して入院していると発表した。快方に向かっているという。

　また、鳥取県西部の六十代の女性も同様のダイエット食品で肝障害を発症し、入院していたことも同日分かった。

　岩手県保健衛生課によると、四十代の女性は、ダイエット食品「●之素■嚢」約二百個を昨年、個人で輸入し、今年から服用していたが、けん怠感などを訴えて医療機関を受診。肝機能障害と分かり入院した。今月十二日、中国製ダイエット食品を服用した女性が死亡したとの報道を見て、県に申し出たという。

　同課は「食品と発症の因果関係ははっきりしないが、中国製健康食品の成分の情報は少ないので、気を付けてほしい」としている。

　一方、鳥取県医務薬事課によると、六十代の女性は、東京の輸入元から通信販売でダイエット食品四十日分を購入。昨年十二月末からことし一月末に約三十日分を摂取し、直後に重い肝障害で緊急入院した。約一カ月間治療を受け、現在は回復したという。(共同通信)

　（注）●＝糸ヘンに千、■＝ニクヅキに交