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2002年07月13日(土) 23時50分

<中国健康食品>3月に英医師が警告 同様の症状で女性が入院毎日新聞

 中国製のダイエット用健康食品を服用した日本国内の12人が肝障害を発症、1人が死亡した事件で、英国でも女性が同様の症状を訴えて入院、治療に当たった医師が3月に、健康被害に対する警告を発していたことが13日、分かった。

 医師は、中国製健康食品中から、今回日本で検出されたのと同じ食欲抑制剤フェンフルラミンを検出。「健康食品を利用する多くの人が同様の症状を起こす可能性がある」と指摘していた。

 米食品医薬品局によると、米国ではフェンフルラミンを含む食欲抑制剤によって、心臓弁への副作用が見つかったとして97年に販売を禁止。

 だが、日本では、フェンフルラミンを含む健康食品だけでなく、中国製のフェンフルラミン自体が食欲抑制剤としてインターネットで売られており、これらの教訓が生かされなかった。

 問題を指摘したのは英・サウスエンド病院の医師グループ。44歳の女性が高血圧やどうきなどを訴えて入院し、服用していた中国製健康食品と尿から、高濃度のフェンフルラミンが検出された。また、フェンフルラミンを含むやせ薬を飲んだ若い女性が中毒症状で入院した例もあった。

 医師チームは今年3月、これらの症例を学会誌に発表。行政による検査と流通規制などを求めていた。

 米国では医師の処方薬だったフェンフルラミンの販売を97年に禁止。また、発がん物質で腎臓に障害を与えるアリストロキン酸を含むとして、中国製ダイエット食品などの販売禁止措置を取ったことがあるという。(ワシントン共同)(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020714-00000103-mai-soci

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