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2002年07月11日(木) 13時00分

空クレジット:1、2審を覆し、信販会社の請求を棄却 最高裁毎日新聞


 「空クレジット」とは知らずに連帯保証した人に、信販会社が支払いを請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(藤井正雄裁判長)は11日、連帯保証人敗訴の1、2審を覆し、信販会社の請求を棄却した。同種の訴訟では、これまで地・高裁段階の判断が分かれていたが、第1小法廷は「連帯保証契約は無効」との統一判断を示した。

 空クレジットとは、“販売者”と“購入者”が示し合わせて、商品の売買があったように装い、信販会社から金を引き出す行為。同じ仕組みの空リースとともに、その場しのぎの資金繰りに使われることが多い。

 今回の訴訟では、オリエントコーポレーション(東京)が埼玉県内の男性に約250万円の支払いを求めていた。第1小法廷は「実体のあるクレジット契約と空クレジット契約では、主債務者の信用に差がある上、保証人の負うリスクも異なり、見過ごせない重要な違いがある」と述べ、契約は「錯誤により無効」と判断した。

[毎日新聞7月11日] ( 2002-07-11-13:00 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020711k0000e040064000c.html

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