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2002年07月11日(木) 13時17分

「空クレジット」への連帯保証は無効 最高裁判決朝日新聞

 クレジット契約の元となる売買が架空の場合、連帯保証人は保証債務を負うのかどうかが争われた訴訟で最高裁第一小法廷(藤井正雄裁判長)は11日、「売買が架空かどうかは保証契約の重要な内容で、それを知らなかった以上、保証契約は無効」と判断。男性に約250万円の支払いを命じた二審・東京高裁判決を破棄し、クレジット会社「オリエントコーポレーション」(オリコ)側の請求を退ける判決を言い渡した。

 空クレジットは、実際にはない売買をクレジット会社に報告し、代金相当額の資金を引き出す手口。資金繰りに困った会社が、急場の資金を調達しようと行うことが多い。

 第一小法廷は実体のある正規のクレジットと、空クレジットを利用する不正常な金融とを比較。「保証人にとってのリスクは大きく異なる」と述べ、「両者には見過ごせない重要な違いがある」と判断した。

 男性は、採用が決まっていた会社の社長から「印刷機械をメーカーから購入するので、クレジット契約の連帯保証人になってほしい」と依頼され、引き受けた。ところが会社は倒産。機械購入はうそだった。

 男性は「空クレジットと知っていたら連帯保証などしなかった」と主張していた。(12:53)

http://www.asahi.com/national/update/0711/019.html

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