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2002年07月10日(水) 20時07分
学生用マニュアルを製作 犯罪から身を守って−−田辺署など ／京都（毎日新聞）田辺署と京田辺学生住宅防犯連絡協議会（村上喜重会長）は「学生のための防犯マニュアル」（Ａ４判、１２ページ）を製作し、９日の同協議会総会で学生マンションの管理人や大学関係者に配った。この種のマニュアルは府内では初めてという。同署管内にはキャンパスのある同志社大、同志社女子大のほか、関西外大（大阪府枚方市）の学生ら約４０００人が独り暮らし。犯罪に巻き込まれる学生も少なくなく、「ちょっとした知識で犯罪から身を守って」と、マニュアルづくりを計画した。同署管内などで実際に起こったケースをもとに、学生が巻き込まれやすい事例を掲載。「ひったくり被害」では「車道の反対側にバッグを持つ」などの防止策と被害後の対応を提示。暴力団を装って脅迫する「迷惑電話」には「怖がらずに電話を切る」などとアドバイスしている。 また、見知らぬ電話番号から着信があり、かけ直すと法外な利用料金を請求される「ワン切りコール」への注意を呼びかけたほか、資格取得をちらつかせて高額な教材を売りつける「資格商法」なども警告している。 ５０００部を作成。希望者に配布する。問い合わせは田辺署（０７７４・６３・０１１０） 【植田憲尚】（毎日新聞） |