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2002年07月09日(火) 02時20分

<入学辞退者>前納金17人に返還 近畿の5大学3専門学校毎日新聞

 元受験生らが入学を辞退した大学などを相手取り、事前に納めた入学金や授業料などの返還を求めている「入学金返還訴訟」に関連して、訴訟の被告になっていない関西外国語大など近畿の5大学と3専門学校が、交渉の過程で17人分の前納金の返還に応じていたことが8日、明らかになった。入学金まで返した大学はないが、1人あたりの返還額は84万〜37万円になるという。

 「ぼったくり入学金・授業料返還弁護団」(団長、松丸正弁護士)が同日夜、大阪弁護士会館(大阪市北区)で開いた説明会で明らかにした。

 返還に応じたのは関西外大、京都精華大など5大学(13人)と、キャットミュージックカレッジなど3専門学校(4人)。

 弁護団が今春、元受験生らから申し出のあった近畿の40以上の大学と専門学校に内容証明を送るなどして、学校側の対応を調査。交渉に応じる姿勢をみせた学校に対し、弁護団を通じて折衝を続けた結果、今回明らかになった学校が返金したという。交渉に応じなかった23大学と5専門学校については先月28日、大阪地裁などに提訴。また、一部の学校とは個別交渉を続けている。

 返還されたのは、大学が授業料や施設拡充費など。いずれの大学も入学金の返還には応じていない。専門学校3校はすべて入学金も返還している。弁護団によると、元受験生の個別的な入学辞退理由を考慮している学校もあるといい、一律に返還希望に応じているわけではないという。

 今後の対応について弁護団は「返還した大学などが個別交渉に応じるとは保証できないが、自力で交渉するか弁護士などに頼むかはそれぞれの判断に任せたい。弁護団としても相談に応じていきたい」と話している。 【野原靖】

 7人の元受験生に返還した関西外国語大の話 来春の入学辞退者には授業料を返還することを学内で正式決定している。弁護団の申し入れを検討した結果、今春の受験生にも個別対応で同様の措置をとることにした。返還は今春以降分のみで、入学金は返還できない。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020709-00000175-mai-soci

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