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2002年07月09日(火) 03時20分
＜情報流出＞山形県支庁が家賃の滞納者リストをメモ用紙に使用（毎日新聞）山形県米沢市の県置賜総合支庁建築課が、県営アパートの家賃を先月分まで１年分以上滞納している入居者リストをメモ用紙に使用してたことが８日、分かった。同課は来庁者にメモ書きした用紙を渡すこともあるため、滞納者の個人情報が外部に漏れた可能性もあり、県のずさんな管理体制が問われそうだ。同課によると、不要になったＡ４判の書類を二つに切り、職員が裏側の余白をメモ用紙に再利用していた。その中に先月２７日付で支払いの督促通知を送った滞納者リストが数枚分交ざっていた。 確認されたリストには合計１６人分のアパートの所在地や氏名、滞納金額などか印刷され、誰がいくら滞納しているか分かる。同課は個人情報が印刷された不要書類について、シュレッダーで裁断処理するよう職員に指導していたという。 同課にはアパート入居申込者や建設業者が訪れ、職員と接することが多い。職員が問い合わせに必要事項をメモ書きして渡すこともあり、リストが外部に流出した可能性もある。 同課の井上憲太郎課長は「何らかのミスでメモとして使ってしまった。個人のプライバシーにかかわることなので、大変申し訳ない」と陳謝し、メモ用紙にしたリストを処分した。 リストに氏名があった男性の一人は「家賃を払っていないこちらも悪いが、個人情報が漏れているならこれほど腹立たしいことはない」と憤慨している。 【江畑佳明】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020709-00000177-mai-soci |