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2002年07月07日(日) 09時33分

<当番弁護士>10年以内若手の8割以上が登録 大阪弁護士会 毎日新聞

 逮捕された容疑者などの依頼で駆けつけ、初回は無料で相談に乗る当番弁護士制度。大阪弁護士会で最近10年間に新規弁護士登録した“若手弁護士”のうち、8割以上が当番弁護士に登録していることが6日、同弁護士会の調査で分かった。当番弁護士の利用は全国で年々増加しているが、一方で、刑事弁護人のなり手は少なく、人材確保が大きな課題になっている。

 当番弁護士制度は90年から始まり、大阪弁護士会では92年3月に導入。同弁護士会が制度10周年を機に、弁護士登録をした年次別に当番弁護士の登録率をまとめた。

 同弁護士会の会員数は2636人(今年4月現在)。全体の登録率は46%で、全国平均の43%を若干上回る程度だった。しかし、“若手”に限れば、極めて高い登録率だったことが判明した。

 昨年に弁護士登録した最若手の54期では106人(84・8%)が登録。制度が導入された92年以後、94年と96年を除いてすべて8割以上。00年4月に登録した52期のように82人全員が登録した年次もある。未登録会員に直接勧誘する“一本釣り”を行っていることが高登録率の秘けつという。

 人権ボランティア団体の会報誌に「私の当番弁護士初出動記」を連載した高木吉朗弁護士(33)=98年登録・50期=は「刑事事件を担当するのも弁護士の使命だと思い、登録した。いったん事件を受けると1週間ぐらいはかかりきりになる。覚悟が必要だが、やめようと思ったことはない」と話している。

 大阪の当番弁護士は平日12人の弁護士が待機(土曜は5人、日曜は3人)。93年の利用件数は1136件だったが、昨年は3642件に増え、弁護士会別では東京、名古屋に次いで3番目に多い。 【山本直】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020707-00000128-mai-soci

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