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2002年07月05日(金) 16時24分

受け取り拒否? 01年、郵便ポストに宅配DM11万通朝日新聞

 宅配業者が配るダイレクトメール(DM)が郵便ポストに入っているケースが昨年度、全国で約11万件あったことが総務省郵政事業庁の調べでわかった。多くは、受け取った人が処分に困ってポストに入れたとみられる。DMの取り扱いは郵政改革の焦点の一つ。郵便局にとっては、ライバル業者の尻ぬぐいではあるが、捨ててしまうわけにはいかず、無料で宅配依頼主に戻している。

 書類などを運ぶ「メール便」は、最大手のヤマト運輸が97年にサービスを始めたのをきっかけに宅配業者に広がった。

 その宅配業者扱いのDMが、一般のはがきや手紙に交じって郵便ポストから見つかるようになり、全国の主な郵便局1000局を対象に調べたところ、昨年4月から今年3月までの1年間で約11万通に上った。

 1月から3月までの間に東京都内のポストに入っていたメール便のDM約1万通を分析したところ、住所もあて名も正しいものが32%、郵便局に転居届が出ている人にあてたものが15%、残りは「受け取り拒否」と書かれたものなどだった。

 宅配業者が誤って配達したり、転居を知らずに元の住所に届けたりしたため、手にした人が処分に困ってポストに入れた▽あて先に正確に届いたが、受け取りを拒んで入れた、などの理由が考えられる。

 各地の郵便局から「ポストのDMをどうすればいいか」との問い合わせが相次いだため、旧郵政省は対応を統一。DMを封筒に入れ直し、注意を促す文書を同封して、宅配を依頼した企業などに無料で配達している。

 ただ、混入は増えるばかりのため、岡田克行・郵務部長は「このままの対応でいいのか再検討したい」と話している。(16:24)

http://www.asahi.com/national/update/0705/016.html

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