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2002年07月04日(木) 15時01分

健康食品販売会社:配当止まり苦情相次ぐ 「いちご倶楽部」毎日新聞


 健康食品を購入して販売店登録すれば1年で出資金が2倍になるとうたった東京都内の健康食品会社が、会員に対する配当金の支払いをストップし、福岡市をはじめ北海道や東京、大阪など全国の消費者センターや弁護士会に苦情が相次いでいる。

 会員8000人を集めた東京都中央区の健康食品会社「いちご倶楽部」。消費者センターによると、同社は健康茶などの販売をうたって1口50万〜150万円で出資金を募り、健康食品の販売店となった人に「販売活動助成金」名目で配当金を支払い、1年間で出資金の2倍が返還されると説明していた。

 同社は登録した相手に対して当初は配当金を支払っていたが、今年2月19日に突然、支払いの一時停止と4月15日からの再開を会員に伝えた。しかし、同社はさらに「助成金の支払いは、資金が蓄えられる10月中旬ごろまで猶予してほしい」とする再延期を会員に伝えてきたという。

 全国の消費者センターには今年4月までに約100件の苦情が寄せられた。福岡市の男性会社員(28)は今年2月、友人の紹介で申し込んで100万円を支払ったが、配当が滞った。残金70万円の返済を求めたものの、応じてもらっていない。約500万円を出資した東京都内の女性(50)もおり、集めた資金総額は数億円にのぼるという。

 これに対して同社は「設立当初は出資の2倍の配当をうたっていたが、現在は1・5倍に改めた。新規事業などがうまくいかず、資金計画が狂って配当が滞ったが業務は継続しており、10月15日から助成金の支払いを再開したい」としている。

[毎日新聞7月4日] ( 2002-07-04-15:01 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020704k0000e040075000c.html

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