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2002年07月02日(火) 13時11分

<大阪高検>元公安部長の「裏金告発メモ」 仙台地裁に提出毎日新聞

 詐欺容疑などで逮捕・起訴された大阪高検元公安部長の三井環被告(58)=懲戒免職=が、検察庁の裏金作りの方法を具体的に述べた事情聴取メモの内容が、2日明らかになった。仙台地検・高検の調査活動費文書の不開示取り消し訴訟で、原告の仙台市民オンブズマン(斎藤拓生代表)が1日、仙台地裁に提出した。同時に、仙台高検管内の元副検事が裏金作りへの加担を告白した陳述書も提出し、2人を証人申請した。同地裁では2日午後、仙台地検分の口頭弁論が開かれ、証人の採否も検討される見通し。

 聴取メモで三井被告は、検察が情報提供者に渡すはずの調査活動費のすべてが裏金に回っていると指摘。最高検では検事総長、高検では検事長、地検では検事正が交際費として使い、1割がせんべつなどに、9割が遊興飲食費に使われると述べている。

 具体的には、事務局長の指示で、公安事務課長が架空の情報提供者に3万円か5万円を情報提供料として支払った領収書を作り、調活費を受け取る。裏金はすべて事務局長に渡りプールされる。裏金が足りないと、架空出張で年間200万〜300万円をねん出するという。

 メモは6月10日、大阪拘置所で三井被告の弁護団が聞き取り作成した。

 また元副検事は陳述書で、仙台高検庶務課にいた83年ごろ、課長から「絶対、秘密は守ってほしい」と調活費流用のための領収書偽造を頼まれ、30〜50枚に別人の署名・なつ印をしたと記述している。仙台地検など他の勤務地でも偽造領収書を作ったとして、上司の依頼文や領収書を添付している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020702-00001047-mai-soci

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