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2002年07月02日(火) 10時59分

競馬予想情報会社など4社が所得隠し17億7千万円読売新聞

 競馬の予想情報の提供で業績を伸ばしている情報サービス会社「コアテッド」(東京都渋谷区)などグループ企業が、架空の経費を計上するなどの手口で昨年までの3年間に計約17億7000万円の所得を隠し、法人税約5億4000万円を免れていたことがわかった。

 東京国税局は2日までに、グループを統括する「グローバルワン」(同)の渡辺大蔵社長(31)と同社など計4社を法人税法違反(脱税)容疑で東京地検に告発した。渡辺社長は、隠した所得の大半を自ら競馬につぎ込んでいたが、負けが込んでいたという。

 告発されたのは2社のほか、パチスロの攻略法などの情報を提供する「グローバルブレインネットワーク」(同)と「アイ・クリエイティブ」(同)の4社。コアテッドは、競馬新聞や競馬雑誌の広告で会員を募集。登録料5万円を支払うと、週末の計8日間分として12万円の情報料で、会員に競馬の予想情報を流している。

 関係者によると、渡辺社長は、取引先約20社と架空の契約を結び、情報料や宣伝広告費などとして支払った後、取引先から資金をバックさせる手口で、所得を隠しており、取引先には計約3億円の謝礼を支払っていた。渡辺社長は隠した所得のうち、競馬に10億円以上をつぎ込んでおり、1レースに数百万円を賭けることもあったという。

 渡辺社長はアイドルの写真集などを出している出版社の元社長で、プロゴルファーのスポンサーなどとしても有名だった。

 渡辺社長は「コメントは控えたい」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020702-00000103-yom-soci

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