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2002年07月01日(月) 14時47分

手数料詐取が横行 被害急増 県警が捜査西日本新聞

 「来店不要、全国即日振込」「家族、会社に内証」といったうたい文句のチラシに誘われた融資希望者が、信用調査名目で紹介された金融業者から借金をさせられ、その借金を手数料としてだまし取られる被害が福岡県内で相次いでいる。同県警への相談は、今年に入り一日までに数十件。県警は金融業者を装った「紹介屋」と呼ばれる東京の詐欺犯が関与しているとみて捜査に乗り出した。

 県警によると、紹介屋は金融業者を装い、家庭の郵便受けなどに「超低金利で今すぐ融資」「秘密厳守」「主婦、パートOK」などと書いたチラシを配布。

 これを見た福岡市の三十歳代の女性は今年一月、電話で五百万円の融資を依頼。紹介屋は「あなたの名前が、多重債務者リストに載っているが何とかします」と応じ、消費者金融業者の実名を挙げ「そこから五十万円の融資を受けられたら審査に合格です」と説明。女性が五十万円を借りると「私の上司が業者にお願いしたから、あなたは借金できた。五百万円融資するが、その前に五十万円を手数料として指定口座に振り込んでほしい」と要求。女性が指示通り送金すると、以後、連絡が取れなくなり、結局、融資も実行されなかったという。

 女性の相談を受けた県警が調べたところ、このチラシに記載された東京都の住所には金融業者の事務所はなく、都の貸金業登録免許を受けていることを示す登録番号も記されていたが、架空の番号だった。五十万円を融資した消費者金融業者は無関係とみられる。

 同県貸金業協会によると、同様の相談件数は二〇〇一年度は百五十三件で、一九九九年度(三十一件)の約五倍に急増。手数料名目のほか、多重債務者リストに掲載された氏名の削除料とうそを言って現金を詐取するなど、手口が年々巧妙化している。

 同協会は「顔の見えない業者に電話一本で融資を申し込むのは危険。事務所に出向き融資条件を確認することが大切」と、注意を呼びかけている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020701-00000071-nnp-kyu

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