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2002年06月28日(金) 00時00分

ATM爆発 重体警備員が関与か 現場近く駐車 車内、現金2千数百万 東京新聞

 大阪市中央区のビルにあるあさひ銀行の現金自動預払機(ATM)コーナーが爆発、炎上した事件で、現場近くに血痕が付着したまま止まっていた不審な乗用車は、全身やけどで入院し重体が続いている男性警備員(36)の所有で、車内に帯封が付いた現金二千数百万円があったことが二十七日、大阪府警東署捜査本部の調べで分かった。車内には焼け跡から見つかった破片と同種の空のポリ容器や、大阪市内の量販店で購入したことを示すレシートなども残されていた。捜査本部は警備員が事件に関与していた疑いが強いとみて、回復を待って放火容疑などで事情を聴く。

 警備員は、あさひ銀行などからATMの障害対応や現金補てんなどを委託された警備会社に約四年前から勤務していた。捜査本部は車内の現金が犯行の動機につながる重要な手掛かりとみて調べている。

 調べでは、警備員は十八日、大阪市内のATMに現金を補てんする業務をした後、午後五時四十分ごろ退社、爆発当時は勤務時間外だった。

 発生直後、同コーナーから飛び出し、火のついた作業服を脱いで駐車していた車に乗り込もうとして倒れ込んだ姿が目撃された。「ATM付近で掃除をしているような人がいて、注意しようと思ったら爆発した」と証言していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20020628/mng_____sya_____011.shtml

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