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2002年06月27日(木) 23時51分
帝京大所得隠し：合格発表前の寄付金、一部認める 大学が関与（毎日新聞）帝京大学（東京都板橋区）の関連財団が、国税当局から入試にからむ所得隠しを指摘されたことについて文部科学省は２７日、同大の冲永荘一学長らを呼んで事情聴取した。同大側は、医学部入試の合格発表前に一部寄付金があったことを認め、大学の関与を認めた。同省は８１年、合格発表前に寄付金を求める行為を禁止する通知を出しており、通知に違反したことが明白になった。同省は、７月１５日までに一連の問題についての最終報告書の提出を求めた。 事情聴取は、午後５時半から３時間に及んだ。同省によると、大学側は、関連する「帝京育英財団」（愛媛県大洲市）の銀行口座に過去７年間、合格発表前に一部の寄付金が入金されていたことを認めた。国税当局の話から銀行の入金データが分かった、とした上で、今年３月に死亡した同大の前事務局長の判断で行われたのではないか、と説明したが、「詳しいことは分からない」と話したという。 また、教授会による合格決定後、５〜７日後に行われる「合格発表」の前に入金されていたとし、入試は適正に実施されているとした。合格発表前に大学幹部が保護者と面談していたとされる問題は「承知していない」と答え、寄付金の金額などは調査中とした。 ［毎日新聞６月２７日］ ( 2002-06-27-23:51 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020628k0000m040173001c.html |