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2002年06月27日(木) 20時46分

NTTドコモが「迷惑メール」送信業者を初提訴朝日新聞

 東京都渋谷区のインターネットサービス会社が、NTTドコモのiモード利用者に向けて架空アドレスの電子メールを大量に送信したとして、NTTドコモが650万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことが27日、分かった。アルファベットや数字を組み合わせて作る架空アドレスを使ったメール送信は、「出会い系サイト」などの業者が一般の利用者に勝手に広告を送りつける「迷惑メール」の手口として問題になっている。

 NTTドコモによると、この業者は今年4月から5月にかけて数回に渡ってメール計400万通を送信したとされる。ドコモが6月上旬、架空アドレスのメールを送らないよう文書で警告したところ、業者は発信するアドレスを変えてメールを送り続けたという。

 ドコモは迷惑メールの多発でメールの送信が遅れるケースが後を絶たないため、対抗策として、多数のメールを送信する一般事業者向けに、特別料金でメールを早く確実に届ける「特定接続サービス」を3月に始めた。渋谷区の業者は、このサービスを悪用して架空アドレスのメールを大量に送ろうとした。

 ドコモは、実在するアドレスあてのメールを処理していれば得られたはずの料金が得られなかったとして、6月14日に提訴した。ドコモが迷惑メール問題で裁判を起こすのは初めて。

 渋谷区の業者は「記録を調べているところだが、架空のアドレスに送ったことはない。提訴に驚いている」と話している。(20:20)

http://www.asahi.com/national/update/0627/032.html

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