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2002年06月26日(水) 13時55分

元オウム幹部・新実被告に死刑判決読売新聞

 坂本堤弁護士一家殺害や松本、地下鉄両サリン事件など11事件で殺人罪などに問われ、死刑を求刑されたオウム真理教元幹部・新実智光被告(38)の判決公判が26日午前、東京地裁で開かれた。中谷雄二郎裁判長は「教団の犯行の最も凶悪な部分に、終始積極的に加担した」として、求刑通り死刑を言い渡した。一連のオウム事件で死刑判決は8人目。弁護側は直ちに控訴した。

 新実被告は、26人が犠牲となった7件の殺人事件すべてに、実行犯あるいは共犯としてかかわったほか、殺人未遂2件、監禁、犯人隠匿各1件で起訴された。立件された事件数は、麻原彰晃こと松本智津夫被告(47)の13事件に次ぐ。公判で事実関係を大筋認めたものの、被害者への謝罪は一切行わず、弁護側は大半の事件について「首謀者は松本被告。首謀者以外は死刑にならない内乱罪が適用されるべきだ」と主張した。

 判決は、11の事件について、これまでの他被告に対する判決と同様、松本被告の犯行指示を認定したうえで、そのすべてに新実被告の関与があったと指摘。内乱罪の主張に対しては「一連の事件は一貫性のある目的や戦略に基づくものではなく、内乱罪は成立しない」として退けた。

 新実被告の役割については、坂本弁護士事件で「妻の口をふさぎ、長男の首を絞めてとどめを刺した」と述べたほか、松本サリン事件では「犯行準備の重要部分に関与するなど全体のリーダー的な地位にあった」、地下鉄事件では「散布役を駅まで送迎する運転手役を務めた」と指摘。田口修二さん(当時21歳)ら信者3人のリンチ殺害などの事件でも、「重要かつ不可欠な役割を果たした」などと認定した。そのうえで、被告の態度を「反省を拒絶し、独善的な弁解で被害者を愚ろうし、遺族の心情を深く傷つけている」と厳しく批判した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020626-00000205-yom-soci

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