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2002年06月25日(火) 07時04分

開新高の英検答案用紙持ち去る 詐欺容疑で熊本北署捜査熊本日日新聞

 十六日に全国四百四会場で一斉に行われた英語検定一次試験で、熊本市大江六丁目の開新高で受験した二百八十九人全員分の答案用紙が、運送業者を装った男に持ち去られていたことが二十四日、分かった。主催した日本英語検定協会(東京)は熊本北署に被害届を提出、同署が詐欺容疑で捜査している。

 同協会などによると、同高の五教室で準2級と2〜5級の試験を行い、午後三時までに終了。各試験官が答案用紙を回収し段ボール箱一個にまとめ、四時ごろ、協会の委託する運送業者が受け取りに来る予定だった。

 同四時前に、運送業者の制服を着た男が訪れ、同高担当者が玄関口で答案用紙入りの箱を男に手渡した。しかし、その直後に実際の業者が来たため、間違って渡したことに気づいたという。

 男は五十歳代ぐらい。答案用紙にはマークシート式回答欄のほか、受験番号や受験者名、年齢、電話番号が記されている。

 協会は、二十一日に被害届を提出。受験者には、経緯を説明した文書を郵送し、再試験することを通知した。再試験は設問内容を変え、二十九、三十日に別の会場で行う。受験料九百〜三千五百円は払い戻さず、再試験や十月の試験の受験料に充てるという。

 同日の英検は同市内では開新高など五カ所で実施したが、ほかは異常なかった。同協会は「これまで四十年間試験を行ってきて、こんなことは初めて。男がどういう目的で持ち去ったのか分からない。受験者には大変迷惑を掛け、申し訳ない」と話している。

http://kumanichi.com/news/local/main/200206/20020625000140.htm

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