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2002年06月21日(金) 09時39分

<ワン切り>初摘発 起訴事実認める 東京地裁・初公判 毎日新聞-全文

 携帯電話を一度だけ鳴らす「ワン切り」で、折り返しかけてきた相手にわいせつな音声を有料で聞かせたとして、わいせつ物公然陳列罪に問われた会社社長、田中正美被告(26)ら3人は20日、東京地裁(岡田雄一裁判長)の初公判で、起訴事実を全面的に認めた。「ワン切り」の違法性が裁判で問われるのは初めて。

 検察側冒頭陳述によると、3被告は(1)無作為に電話をかけてワンコールで切る(2)折り返しの電話に、わいせつな音声を流す(3)数日おきに料金督促の電話をかける——といった処理を自動で行うコンピュータープログラムを開発。昨年6月以降、3台の発信機を使って1日約20万コールをかけ、1分100円の料金を支払わない利用者には3万円の遅延金を課して、10人のアルバイト社員に徴収させていた。

 プログラムを作った田中被告は専門学校でコンピューターを学び、当時、伝言ダイヤル会社に勤務していた。自分の携帯電話にかかってきたワン切りをきっかけに、開発に取り組んだという。

 検察側は「法外な遅延金を、当初から主な収入に見込んでいた」と指摘した。 【清水健二】


[毎日新聞6月21日] ( 2002-06-21-03:01 )

http://news.lycos.co.jp/topics/society/internet.html?d=21mainichiF0621m184&cat=2

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