悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年06月12日(水) 07時07分

聴覚障害者同士で詐欺 容疑の男を県警逮捕熊本日日新聞

 熊本など九州の数県で一昨年春ごろから、聴覚障害者が同じ障害者から金をだまし取られる被害が相次ぎ、宮原署が詐欺の疑いで男一人を逮捕。余罪を追及するとともに、共犯の聴覚障害者一人を近く指名手配する。

 男は聴覚障害者で本籍鹿児島県東町、住所不定、無職加世堂伸一被告(31)=公判中。

 調べでは、加世堂被告は昨年八月三十一日、県南に住む聴覚障害の女性=当時(73)=宅を訪れ、手話で「妻が入院するので二百万円貸してほしい」「九月には返す」などと伝え、五十万円をだまし取った疑い。

 同年九月にも同じ女性に「中国で治療を受ければ病気が治る」と伝え、旅費などの名目で二回にわたって計七十万円をだまし取った疑い。

 被害届を受けた宮原署が今年二月、同被告を逮捕。二件とも聴覚障害の共犯者がいたとみて行方を追っている。

 松橋署管内でも聴覚障害者が「株でもうかる。今なら十倍になる」などともちかけられ、多額の金をだまし取られた被害が出ており、両署が関連を調べている。

 県ろう者福祉協会(熊本市)には、一昨年三月ごろから病気の治療や交際相手の紹介などの話をもちかけられ、二千万円〜五十万円をだまし取られたなどの相談が四件あった。人相などから、加世堂被告ら複数の聴覚障害者が関与しているとみられている。

 「相手が同じ障害者だったため気心を許したようだ。泣き寝入りしている人も多く、被害は氷山の一角なのでは」と同協会。大分など他県でも同じ様な被害が起きているという。県警では、容疑者グループの解明を急ぐとともに、背後関係も調べている。

http://kumanichi.com/news/local/main/200206/20020612000051.htm

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ