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2002年06月07日(金) 14時21分

<しょうゆ>17年前から異なる成分の見本で合格 三重・伊賀越毎日新聞

 しょうゆメーカーの伊賀越(本社・三重県上野市、本城高社長)が、同社製「うすくちしょうゆ」にJAS(日本農林規格)の特級格付けの合格を受けるため、少なくとも17年前から実物と異なる成分の見本を提出していたことが7日、独立行政法人農林水産消費技術センターの調べで分かった。農水省は同日、JAS法違反(規格の不正格付け)に当たるとして、商品のJASマークをはずすよう改善を命令した。同社は同日までに「うすくちしょうゆ」の回収を始めた。同社の01年度のうすくちしょうゆ生産量は60キロリットルで、主に東京都内や三重県内に出荷しているという。

 調べによると、JAS特級のうすくちしょうゆの基準では、窒素分が容量の1・15%以上必要だが、同社が市場に出荷する商品はこれを満たしていなかった。検査は1回の出荷ごとに日本醤油検査協会が行うが、同社は格付けを受けるため、窒素分の多い見本を別に作って提出していた。

 また添加物のグルタミン酸ナトリウムを使用していたのに、「天然醸造」と表示。さらに砂糖とグルタミン酸ナトリウムを使用していながら、商品に表示せずに販売しており、同法違反(品質表示基準)で改善を指示した。 【早川健人】

 本城高・伊賀越社長の話 担当者の引き継ぎが不十分で、提出したサンプルと実際の製品の成分が違ってしまったと聞いている。申し訳ない。製品は今年4月に製造を中止している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020607-00001072-mai-soci

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