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2002年06月06日(木) 22時58分

隠ぺい工作?請求者リスト、個人情報削除し再掲読売新聞

 防衛庁の情報公開請求者リスト作成問題で、防衛庁内局と航空幕僚監部の両情報公開室長が先月末、個人情報を盛り込んだ請求者リストの庁内情報通信網(LAN)への掲載をそれぞれ一時停止し、個人情報に関する部分を削除したうえで再び掲載していたことが6日、明らかになった。両室長は当時、LANにリストはあるが違法性はない、と上層部に報告していたが、こうした個人情報削除の事実については伝えていなかった。このため、個人情報をリストに掲載したことの隠ぺい工作ではないか、との疑いも出ている。

 3等海佐によるリスト作成が発覚したのは先月28日。防衛庁の調査によれば、〈1〉空幕の情報公開室長は28日、リストのLAN掲載を停止し、請求者の氏名や所属企業名などを削除したうえで、同日中にLANにリストを再掲載した〈2〉内局の情報公開室長は29日、リスト掲載を停止し、請求者と所属企業のイニシャルを削除。30日に再びLANに掲載した——という。

 内局と空幕は当時、中谷防衛長官に対し、「3等海佐が作成したような、個人情報を盛り込んだ請求者リストはない」などと報告していた。内部調査の結果、防衛庁首脳は6月2日になって、内局と空幕が個人情報を盛り込んだリストを作成していたことを把握した。

 6日夜に記者会見した伊藤康成次官は、両情報公開室長のリスト問題への対応に隠ぺいの意図があったかどうかとの質問には「分からない」と述べた。さらに、「経緯とか理由について、調査チームで調べている。真相を明らかにしたい」と語った。

 防衛庁は3日、内局と陸空両幕僚監部による組織ぐるみの請求者リスト作成を公表した際、問題となったリストはいずれもLANへの掲載が停止されていると発表しており、この時点で事実と食い違っていたことになる。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020606-00000413-yom-soci

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