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2002年06月04日(火) 00時00分
被告自衛官に伝わる 情報公開請求者の情報 （中日新聞）防衛庁が情報公開請求者のリストを作成していた問題で、陸上自衛隊の自衛官が被告となった民事訴訟の原告側代理人が、同庁に情報公開を請求した内容が被告側に伝わっていたことが分かった。このため同庁が請求者の個人情報を本来の目的以外に使った疑いが出ている。原告側代理人の斎藤裕弁護士によると、新潟県内の駐屯地に勤務していた陸自一佐が飲食店で働く女性に交際を迫ったとして、女性の夫が同弁護士に相談。同弁護士は訴訟を準備する中で、飲食店への支払いに公費が使われた可能性を考え、昨年十二月五日、防衛庁に郵送で「会議費関係書類」の情報公開を請求した。名前と連絡先は書いたが、肩書は書かなかった。 今年一月九日付で同庁から回答が来たが、問題になるような支出の記載は確認できなかったという。夫は同日提訴した。 ところが斎藤弁護士は五月ごろ、一佐側代理人から「被告から原告側代理人が情報公開請求をしたと聞いたが、裁判に証拠として出すのか」と言われた。同弁護士は依頼人にも情報公開請求したことを伝えていなかったという。 http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20020604/eve_____sya_____010.shtml |