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2002年06月01日(土) 17時48分

<サッカーW杯>無料通行証などネット売買 「無価値」と大阪市 毎日新聞

 サッカー・ワールドカップ(W杯)の日本戦を自治体などが放映するパブリックビューイング(PV)の入場券や、スタジアム周辺の住民に配られる通行証といった、本来無料のチケットがインターネットで売りに出されていることが1日、分かった。長居スタジアム(大阪市東住吉区)周辺の通行証は1万円の値をつけるケースも。いまのところ、商魂たくましい関西ならではの現象で、W杯フィーバーは過熱するばかりだ。

 PVは、開催地の自治体などが観戦チケットを持たない人に楽しんでもらおうと、集客施設などで大型スクリーンを使って試合を無料放映するもの。大阪ドーム(大阪市西区)などで開く大阪市は、往復はがきで申し込みを募集し、これまでに約3万枚の入場整理券を郵送した。

 本来なら無料のはずだが、ネット上では500〜1000円程度で取り引きされ、中には5000円につり上がっている例もあった。

 一方、大阪市W杯推進室は、長居スタジアム周辺が試合当日に交通規制されるため、規制区域の住民や事業所に「周辺居住者の証」約3万1500枚を配布した。裏面には他人に貸与・譲渡しないよう書かれているが、ネット上では「これ一つでいろんなところが通行可能」などの書き込みとともに、最低入札価格2000円、最高額1万円で取り引きされている。

 同推進室は「想定しなかった事態。対処しろと言われても……」と困惑気味。通行証なしでも、警察官らの承諾があれば規制区域に入れるため、「お金を払ってまで入手するほどのものではない」と無価値ぶりを強調している。

 【清水勝、和田浩明】


[毎日新聞6月1日] ( 2002-06-01-15:01 )

http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=01mainichiF0601e063&cat=2

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