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2002年05月31日(金) 13時48分
多重債務者食い物にする「システム金融」業者を一斉捜索（朝日新聞）法定利息を大幅に超える利息で多重債務者に金を貸し付けたとして、警視庁は３１日、東京都新宿区西新宿の金融会社など数社を出資法違反（高金利）の疑いで一斉捜索した。各社はグループを組み、元本を超える返済を受けると、関係の別の金融業者への借り換えを勧めて、多重債務者を食い物にする「システム金融」業者とみられる。 生活経済課の調べでは、金融会社は「十三（とさん）」「十五（とご）」などと称して法定利息（年利２９．２％）の数十倍の利率で金を貸し付けた疑い。共通の名簿で顧客情報を管理していたとみられる。書面審査で比較的容易に行政から貸金業登録を受けられる制度を利用して、都から登録を受けていた業者もあった。 システム金融は「金主」と呼ばれるスポンサーを頂点にピラミッド型の組織をつくっているとされ、暴力団の資金源になっているとの情報もある。警視庁は押収資料をもとに、組織の実態解明を進める。(13:48) |